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黄泉がえりのカメハメハ大王像 (King Kamehameha Statue)
折れそうな心にパワーをもらう!
復活したカメハメハ大王像
ハワイ島の最北端の町ハヴィ(Hawi)を少し先にいったところに、カメハメハ大王の生誕の地、カパアウ(Kapaau)という町がある。そして、ここの地方裁判所の前にカメハメハ大王の像がひっそりと、しかし力強く立っている。
カメハメハ大王の像と言えば、ホノルルの旧ハワイ裁判所前にあるものが有名で、ここカパアウの大王像にスポットライトが当たることは少ない。でも、実はこちらの像こそがオリジナル。
この像は1880年代にパリで作られホノルルに送られるはずだったが、輸送途中の船が南大西洋のホーン岬付近で沈没してしまい、あえなく海の藻屑となってしまった。急遽2体目が製作され、それがホノルルのカメハメハ大王像なのだ。
ところがその後、海に沈んだ像は引き上げられ、みごと復活してここ生誕の地に建立されることになった。逆境に強く、ハンパなく根性を入れた黄泉がえりのカメハメハ大王像。その前に立つと、とてもスピリチュアルな雰囲気が漂う。
決して癒し系ではないけれど、挫折したり、心が折れそうになったとき、そんな時はここカパアウへ、不屈の精神が宿る大王像に会いに来て復活のパワーをもらおう!
ノースコーストを走るカパアウの町への道中はドライブにもおすすめ。
- カメハメハ大王像(拡大)
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