ECO-Star Helicopter (ブルーハワイアンヘリコプターズ)

空のリムジン!エコスターヘリコプター

『空のキャデラック』を超えた!

ECO-Star
ECO-Star

1980年代の後半からブルーハワイアンヘリコプターズをはじめ他のヘリツアー会社で使用されているAmerican Eurocopter社製の機体A-Starはオープンスペースのキャビンと各シートからの180度の視界の良さから『空のキャデラック』という愛称で呼ばれ業界のスタンダードとして活躍している。

しかしもっと贅沢で快適なフライトを皆さんに楽しんでもらえる機体を求めて、ブルーハワイアンヘリコプターズの社長DaveとAmerican Eurocopter社が1997年から5年の歳月をかけて開発した環境に優しい21世紀最初のツアー用ツアーヘリコプター、それがECO-Star。乗り心地はもちろんキャビンスペースやエンジニアリング領域も最先端技術のレベルに引き上げられた。

ヘリツアーのために設計された

ECO-Starの特徴はとにかくヘリコプターツアーのために設計されていること。 まずキャビンスはA-Starより23%広くなり、ゆったりとしたスペースを確保できるようになった。シートもA-Starはすべてベンチシートだったのに対し、ECO-Starではそれぞれの座席がセパレートに独立して余裕ができた。これで肩を寄せることなく座ることができる。後部座席は一段高く設置されていて、コクピットを包み込むように設計された前面ガラスをはじめ、全体的に大きくなった窓はさらに広い視界を提供しよりスペクタクルなシーンを楽しめるようになった。

機内空間

環境に優しいECO-Starは。。。

ローター比較
ローター比較

環境に優しいと呼ばれるECO-Starはより安全で、より静かで、より効率的にを追求した。従来より25%少ない馬力のエンジンをメインローターに搭載し、埋め込み式のテイルローターはこれまでになく静かなフライトを約束する。最先端技術の燃料コントロールシステムはメインローターの回転を最も静かな状態に保つと同時に、瞬時のパワーレスポンスも確実にする。このFull Authority Digital Electronic Controlと呼ばれる技術と、タービン翼に最新のクリスタル技術を使用したことで実現したパワーと燃焼効率の技術は、ともにボーイング777に使用されているエンジンと同じ技術を採用している。

これだけ追求した機体だからその値段も1機180万ドルとA-Starより8割高い値段になった。しかしその分ゴージャスで快適なツアーを何倍も楽しめるようになった。ちなみに料金はA-Starよ2割ほど高めなだけ。空のキャデラックと呼ばれるA-Starもいいが、空のリムジンと呼びたいECO-Starでちょっと贅沢にスペクタクル・イン・ザ・スカイを楽しんで欲しい!

■初出:2000年5月  更新:2008年4月

無料アドレス登録